
魂のお話 ~私の運命を変えた一人の少年~
33 親愛なるあなたへ・・・

「魂のお話」をご愛読いただいている皆さま、いつもありがとうございます。
こちらからの投稿は本当に久々となりますが、実は今回、このページに書き記しておきたい出来事がひとつあり、その思いを綴らせていただこうと思います。
公の場でこの様な内容を載せることが望ましいのか、正直とても悩みました。
また自分自身の心の整理や、様々なことを考えている間にいつしか時が過ぎ、現在に至っています。
・・・私がホームページを開設し、「魂のお話」というコーナーを作るきっかけとなった、このコーナーには欠かすことのできないとても重要な人物が1人います。
それは私の大切な「ソウルメイト」である、イギリス人の少年 Patrick(パトリック)です。
このホームページで、私は自身の魂の旅に関する記事をずっと綴ってきました。
その中で、パトリックという1人の少年に出会ったことで私の意識(魂)は劇的に変化し、彼の存在によって何度も何度も心を救われ、生きていくことへの様々な希望を見出すことができました。
現実(今生)において彼とつながることができたのは、私が彼に送った一通の手紙がきっかけでした。彼から手紙の返事が来た際には、飛び上がるほど喜んだのを今でもはっきりと覚えています。
今生で実際にお会いしたことはないものの、手紙のやり取りの後は、彼がUPしているFacebookを通じてずっと成長を見守らせていただいていました。
必要以上にこちらからアプローチするということはなく、たまにFacebookを覗きに行っては彼の元気な姿を確認して安心する、という日々を続けていました。
その後、パトリックへの愛情が変わることはまったくありませんでしたが、私自身の「魂」がステップアップしたためなのか、パトリックに対する強い思い(魂レベルで)は徐々に和らいでゆき、いつしか彼のFacebookをチェックしに行くこともなくなっていました。
・・・それから数年が経ったある日のことです。
なぜかふとパトリックのことを思い出し、何となく気になった私は、彼のFacebookを本当に久々に覗きに行ってみたのです。
すると、今まであったはずの彼のFacebookが、何だかおかしなことになっていました。
彼の名前の上に、「追悼」と書かれた文字があるのです。
私はその文字(追悼)の意味がよく理解できず、何か情報はないかと思い、すぐさま彼の名前をGoogle検索してみました(彼はイギリスでは有名人なので、検索するとすぐに情報が出ます)
検索結果を開くと、パトリックに関する最新記事がズラッと並んで出てきました 。
しかし記事が英語で記されているので意味がまったく分からず、私は良からぬ空気にドキドキしながら翻訳をかけてみたところ・・・
Patrick Aspbury さんが、2017年4月12日に、23歳という若さで亡くなりました。
という内容。
状況がよく呑み込めず、何度も何度も文面を確認しました。
しかし、どの記事を見ても真っ先に出てくるのは、「killed himself」(彼は自ら命を絶った)という言葉。
信じられませんでした。
確かな記事を読んでもなお・・・
文面を読んで知ったのですが、彼はとても繊細な心を持つ青年であり、特に十代後半くらいからは、この世界(今生)の現状に様々な苦悩や苦痛を抱えていたそうです。それらの精神的苦痛から様々な病を発症し、日常生活を円滑に送ることが困難になっていたそうです。
「高い霊性を持つ彼のことだから、生身の人間として生きていくことに、色々な意味で疲れてしまったのかな・・・」と、直感で思いました。
思えば、私が幾度も過ごしてきた彼との人生(過去世)において、なぜか私よりも年の若い彼のほうがこの世から先立ってしまうことが多かった。
そしてまた、この時代においても・・・
今回の人生の中では、他人に計り知れない、どんな苦しみを抱えて生きていたんだろう・・・と、胸が締め付けられ、あふれる涙を抑えられませんでした。
少年の頃から、高い志をもって純粋に生きてきたパトリック。
そんな彼が、なぜ自らの命を絶つ道を選んでしまったのか、悔やまれてなりません。
大切な息子を失ってしまった現世でのご家族も、本当に辛かったことでしょう。
・・・でもね、たとえあなたがこの現実世界から姿を消してしまったとしても
私は、あなたの透き通るような優しい歌声、絶対に忘れないよ。
あなたの、人を幸せにする温かい笑顔、絶対に忘れないよ。
そしてあなたがもっている、魂本来の美しい輝き、絶対に忘れないよ。
肉体がこの世に存在しなくても、あなたが、私の大切なソウルメイトであることに変わりはない。
魂はいつでも、あなたと繋がっているから。
今でも、そしてこれからも、
あなたのことをずっと、ずっと変わらずに愛しているからね。
彼への追悼の意を込め、一方的な思いではありますがここに記録として綴らせていただきます。
親愛なるパトリックへ 愛をこめて
Akiko
令和2年3月15日 記