
あなたの個性はママの宝物
19 次男君の今後 中学進路について 2

さて、ここまでは過去約1年間の経過を細かく綴ってきましたが、ここから話をもとに戻したいと思います。
平成26年を迎えた今年、4月になると次男君は中学1年生になります。
現在、小学校の先生方とご相談させていただきながら「体調不良による長期欠席」という形で学校から距離を置いていますが、この状態を中学生になってもずっと続けるわけにはいきません。
地元の公立中学校へ入学するとしても、また他の中学校に入学するとしても、彼が安心して楽しく学校に通えるようになる良い方法はないものか、と私は最近ずっと考えていました。
しかしここで、1年半前大学病院で診断された「自閉症」という言葉が 私の中でスッキリとしない状態のままずっと残っていて、彼の進路を選ぶ大きな妨げになってしまっていました。
この1年間、「病院の先生が教えてくれないのなら」と、自閉症に関する知識を得るため自主的に学んではきたのですが、そのわずかな知識で彼の今後の方向性を決めてしまうことに少々不安がありました。
あの時病院の先生がおっしゃったように次男君が本当に自閉症であるとすれば、この先通う学校は特に慎重に選択をしてあげないと、現在と同じように学校に順応できずまた不登校になってしまい、彼の自尊心をさらに傷つけてしまう可能性が高いからです。
わが家の子ども達が通う地元の中学校には特別支援学級と呼ばれるクラスは存在するものの、発達障害児などに対応できる専任の先生や、それにまつわるサポート体制はほとんど整っていないというのが現状です。
また、逆にそのようなことをあまり深く考えずにその学校の普通学級に入り、今までと変わらぬ環境の中で学ばせてあげることが妥当なのか、それとも発達障害児のサポートがきちんとある学校に的を絞って考えた方が良いのか、迷うところでありました。
そこで、以前の病院とは違う総合病院を紹介していただき、改めて明確な診断と説明を受けることで今後の進路を決める道しるべになればと思い、パート1の冒頭に記載した12月27日、再度知能テストを受けに行ったわけなのです。
とてもありがたいことに、今回担当してくださった病院の先生はとても親身に私達親子と向き合ってくださり、丁寧に内容を説明してくださいました。そして、次男君のように「知的障害を持たない自閉症」とはどの様な状態の人のことを言うのかを深く認識することができました。
まず、以前の病院で「知的障害のない自閉的傾向(アスペルガー症候群)である」と診断されたことについては、ほぼ間違いはないそうです。
ただし現在は、それらの障害を持つ該当者に 対し「自閉症」という言葉をそのまま使うのは正しい表現ではないそうです。
下に、現在医療機関において認識されている発達障害(自閉症スペクトラムの総称)の概要を記載しますので参考にしてみてくださいね。こちらも本文に対する補足ですので、ご興味のない方はスルーしていただいて大丈夫です。
発達障害とは、生まれつきなんらかの原因により起きた、発達を伴うにつれて発覚してくる脳機能障害とされています。
また、発達障害というのはそういった子どもの成長発達段階において明らかになってくる様々な障害の総称であって、知的障害、広汎性発達障害、高機能発達障害(代表的な判断名としてはダウン症、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意多動性障害等)などがあり、知的な遅れを伴わない発達障害もあります。
社会的に認知度が低いため、発達障害を抱えた人たちは暮すことに困難を抱えています。たくさんの方に存在をわかってもらう、理解してもらうことこそが、発達障害を持つ人たちの最大のサポートとなるのですが、まだまだ日本の福祉社会には課題が多いとされています。
◇◆自閉症・自閉傾向である
広汎性発達障害というのは、「こだわりがあり社会性コミュニケーションを取るのが難しい障害」のことをいいます。自閉症や自閉傾向のある人を指してもいます。
「社会性に難しい」というのは、他者との会話や行動、やりとりが苦手で困難、相手の感情を理解することが難しいということです。
◇◆高機能発達障害とは、知的には遅れがない障害です
高機能広汎性発達障害は、知的には特に問題がなく、むしろ標準よりも高い場合が少なくはありません。
広汎性発達障害で知的に遅れがある自閉症や自閉傾向のある人と幼少期は、よく似た発達段階を踏んでいきますが、自閉症・自閉傾向の人によく見られる、強い行動面・興味・食事などにおいてのパターンや種類にこだわってしまう「こわだり」や、言葉に遅れが強く見られなかったとしても、会話が一方的であったり、興味のあることや自分の話しかできない、集団の中に溶け込みにくいといったコミュニケーションに悩みを持つといった特徴があります。
◇◆コミュニケーションをとることが難しい
高機能広汎性発達障害と診断された人たちにとっては、社会・集団の中でのいろんな規則・ルールを自分の中でうまくとらえることが難しく、それを表現することにも、かなりの時間を要するといったストレスをとても抱えて過ごすことになります。
また、相手の感情を察するのも苦手ですから、誤解されやすいし、誤解もしやすく、普通の人以上に社会的に自立をするということでは大変厳しいのです。これは、知的な障害を持つ人よりも、ある意味大変なことではないかと思われます。
◇◆誤解されやすい広汎性発達障害
そういった社会性に難しくコミュニケーションをとるのが苦手が人たちで、広汎性発達障害を持つ人の半数は知的障害がないことから、幼少期のころは、わざとコミュニケーション妨害をしているなどと思われ誤解されやすく、傷ついてしまうことも少なくありません。
また、決まった行動パターンに執着したり、偏った興味・食事をするといった「こ だわり」行動が見られるのも広汎性発達障害の大きな特徴であると言えます。
◇◆広汎性発達障害の支援
広汎性発達障害と言われている人の中でも、知的に障害がある人、ない人、もしくはそれ以上の人と実に色んな人が存在します。
知的障害を持つ広汎性発達障害の人は、療育手帳・愛の手帳などと呼ばれる障害認定書なるものが発行され、公的支援を受けることができますが、知的に問題のない人の場合は、社会性に大変困難にも関わらず公的支援を受けることが出来ないのが実情です。
単純に知能検査だけで、障害の公的支援を決めることに、とても疑問があると思われます。知的障害・知的障害と広汎性発達障害・広汎性発達障害だけ・・・それぞれにあった診断、公的支援ができることを多くの知的には問題のない広汎性発達障害に悩む人が望んでいます。
◇◆障害を受け入れるということ
少なくとも、小学校生活に不安を感じた親御さんですと、養護教育センターなどといった相談施設でアドバイスを受けることになると思われます。特別支援学級という選択を始めて思案する人もいるでしょう。
また、やっていけるか不安はあるものの、入ってみなければ分からないと思い、見て見ぬふりをする親御さんもいらっしゃるでしょうし、今までの変わった行動のことを学校側にきちんと話をして 理解を求め普通学級に通うという選択をされる方もいらっしゃいます。
知的な障害がないからこそ、親御さんは障害を受け入れることも非常に難しいですし、その子のことを理解できないのかもしれません。どれが正しいことなのかは、人それぞれの環境によって違ってくると思うのではっきり言えないのも事実です。
ですが、親御さんが子供の障害を理解して分かってあげることが、今後の集団で学び生きる上で重要ではないかと思うのです。
◇◆200人に1人がアスペルガー症候群
アスペルガー症候群(または高機能自閉症)と呼ばれる高機能広汎性発達障害を持つ子どもの特徴は知的に遅れがないケースが多く、(しかし中には軽度の知的障害を持つ人もいますし、重度の知的障害がある人にも似たような行動が見られることは珍しくありません )統計でも、子どもの200人に1人がアスペルガー症候群であるといったデータが出ていますように、どこの学校にも必ずアスペルガー症候群に悩む子どもがおり、その存在はおかしいものではありません。
ですが、教育現場の現状として、そういう子どもたちを「出来ない子・集団を乱す子ども」とレッテルを貼り付け、結果、その子どもの自信を見事に打ち砕くといった教師も少なくはありません。
昔は、いろんな子どもがいて、先生もなにかしらうまくやっていけていたはずなのですが・・・
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